すららは不登校に効果的か口コミ検証【元教員が徹底解説】

不登校にすららは効果的か口コミ検証【元教員が徹底解説】

「不登校の子の学習に、すららが本当に役に立つのか知りたい」

「すららに興味があるけど、『最悪』と検索に出てくるから怪しいのか心配」

「すららと進研ゼミや他の通信教材と比べて実際、不登校の子に何が一番いいのか情報が欲しい」

このような悩みを抱えていませんか?

私は不登校支援のスペシャリストとして10年間で100人以上の登校復帰や進路決定をサポートしてきた中学校の元教員です。不登校だった教え子たちも様々な通信教育を活用しており、成功も失敗も数多く見聞きしてきました。

またすららに関する口コミも40個集めて第三者の意見も検証してみました。

この記事では以下の内容について、私の教え子の実体験や不登校の支援経験をふまえて解説します。

  • すららの基本情報
  • すららの口コミ
  • 教え子の体験談
  • 料金プランとお得情報
  • メリット・デメリット
  • 他の通信教育との比較

ぜひ最後まで読んで通信教育選びに役立ててください。

目次

すららは不登校にどうなのか口コミ検証前におさらい

すららは不登校にどうなのか口コミ検証前におさらい

すららの特徴

サービス名無学年式オンライン教材 すらら
運営会社株式会社すららネット
入会金7,700円(税込)〜
利用料金月額8,228円(税込)〜
特徴無学年方式でさかのぼり学習も先取り学習もできる対話型のレクチャーだから聞きっぱなしにならないAI搭載型ドリルでつまずきを残さず復習できる3つのテスト機能で幅広く学習定着を進められるゲーム性が豊富で意欲を高めやすいすららコーチが手厚くサポートしてくれる

すららを一言で表すなら、勉強が遅れている子や苦手な子でも学び続けられる通信教育です。

他の通信教育と比べて値段はやや高めですが、学び続けるための工夫がこれでもかと言うほど詰め込まれています。

不登校のために勉強に遅れが出てしまっている子も、不登校になった段階から着実に学び直しを進められます。

もともと勉強が苦手な子も、飽きさせない仕掛けやつまずきを徹底的に復習する仕組みにより、意欲的に勉強に取り組めるのです。

勉強に苦手意識がある子にはこれ以上はないほど最適の通信教育と言えます。

「すららが最悪」は株価の話なので注意

「すらら」と検索すると「最悪」というワードが出てくることがよくあり不安に感じる方もいますが、これは株価の話です。

以下の口コミのようにすららの株価が下がったことによる投資の失敗に対して「最悪」と悲鳴を呟いているのです。

株式会社すららネットの株は東証一部に比べて乱高下しやすいマザーズに上場しているために、投資の失敗に関わる口コミが散見されるのでしょう。

すららの教材内容が最悪ということではないので安心してください。

すららは不登校におすすめか口コミを検証

すららは不登校におすすめか口コミを検証

すららの悪い口コミ

  1. 料金が高い
  2. 操作性にイライラすることがある
  3. サボりやすい

1.料金が高い

他の通信教育に比べて料金が高いと感じている人が多くいます。

通信教育だと月額5,000円前後くらいで考えている家庭が多い中で、すららは1万円前後するため頷ける側面もありますね。

特に不登校の子の場合、様々な面で出費がかさむため、できる限り費用を抑えたい家庭は多いのではないでしょうか。

月額費用とそれを通して得られる価値を天秤にかけて検討してみてください。

2.操作性にイライラすることがある

レクチャーが長い、正解不正解の判定が厳しい、動作が重いなどといった操作性にイライラするという声もありました。

すららの学習は、レクチャーを視聴して問題を解くという流れを繰り返しますが、レクチャーが対話式になっており集中を維持しやすい工夫が織り込まれています。

この対話式レクチャーに対して「説明が長い」と感じる子もいるようです。

ただ現在は倍速視聴ができる仕様に変更されているので、ストレスなく視聴できるようになっています。

「動作が重い」「手書きシステムがよくない」という意見もありました。

アニメーションが多いため、使用している媒体のスペックによっては動作が重くなることもあったのでしょう。

しかしこちらも仕様の改善があり現在は推奨されたスペックの媒体であれば、快適に動作することを確認しています。

また手書きシステムについては、漢字の正誤判定が厳しく、止めや払いがないと不正解になることが多かったことを指していると考えられます。

とはいえ漢字の正誤判定も現在は「簡単モード」が実装され、ゆるい判定で問題を解けるようになりました

不登校の子は心理的な負担がただでさえ大きいので、操作性にイライラしてしまうかは重要な問題です。

気になるようならすららの無料体験を活用しましょう。簡単な手続きだけですぐに手持ちのパソコン等から無料体験ができるので、操作性を確認してみてください。

※無料体験の手順については以下の見出しで確認できます

すららへの入会に迷うようなら無料体験がおすすめ

3.サボりやすい

すららは専用タブレットではなく、自宅にある手持ちのパソコンやタブレットを使用します。そのため子どもがすららの学習をせずに隠れてYouTubeなどを閲覧してしまうこともあるようです。

サボりやすいというのは手持ちのパソコン等で行う学習全般の大きな欠点だと言えます。親の目が行き届かなければどうしても子どもは娯楽の方へ流されがちだからです。

私の教え子ですららを使っていた子も親の目を盗んで好きなアニメのネット検索に明け暮れていた事例もあります。

しかし打開策はあります。

すららの保護者用管理画面を使うのです。保護者用管理画面から子どもの学習進捗をいつでも確認できるので、これを見ながら子どもが違うことをしていたら声かけをするなどして学習に方向づけていけます。

実際に私の教え子のケースも、親の目が行き届いていると感じてからはサボることはなくなりサクサクと学習を進められるようになっていました。

この教え子のようなケースもありますが、私の経験上、不登校の子ですららを利用していた子は、サボらずに勉強する子の方が圧倒的に多かったです。

勉強を始めるということは不登校の状態からかなり回復してきている証で「勉強の遅れを取り戻したい」と強く願って努力する子どもの方が多いからです。

※不登校の回復段階について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

【いつ何をすべきか丸わかり】不登校の回復段階をスッキリ整理!

すららのいい口コミ5選

  1. 無学年式で取り組みやすい、遅れを取り戻しやすい
  2. 無勉強の状態からでも勉強を始めやすい
  3. ご褒美機能でやる気が出る
  4. すららコーチが手厚い
  5. 出席扱いになりやすい

1.無学年式で取り組みやすい、遅れを取り戻しやすい

無学年式というのは学年に関係なく、個人の学力や学習の進度に合わせた学習を行う方法です。すららは無学年式の学習スタイルなので、さかのぼり学習も先取り学習もしやすいという声がたくさんありました。

無学年式の通信教育は他にもありますが、小学生なら小学生の学習範囲、中学生なら中学生の学習範囲に限定してさかのぼり学習や先取り学習ができる形がほとんどです。

それに対してすららは「小中コース」や「中高コース」を選択すれば、小学校から中学校の9年間、中学校から高校の6年間の範囲を自由に学習できます

小学校から中学校にかけて不登校だった子の場合でも、不登校になった小学校段階から学び直しできるのです。

不登校の子にとって、すららの無学年式スタイルは様々なケースで柔軟に学び直しができる画期的な仕組みだと言えます。

2.無勉強の状態からでも勉強を始めやすい

今まで勉強にほとんど取り組めなかった子がすららを始めてから嘘のように学習を継続できるようになったという意見も多くありました。

すららはその子にとって必要な段階から学び直しができ、さらに対話式レクチャーで丁寧に解説したうえで、定着できるまで繰り返し問題を解けますそのため勉強に苦手意識がある子でも意欲的に勉強に取り組めます。

不登校の子は様々な活動への意欲自体が低下しているケースが多いので、少ない意欲でもサクサクはかどり、意欲を伸ばしていきやすいすららの学習システムは非常に効果的です。

3.ご褒美機能でやる気が出る

勉強を頑張ったらご褒美として特典が手に入ったり表彰されたりするというご褒美により学習意欲を伸ばせたという声も多々ありました。

すららカップというのは、成績ではなく努力の量に応じて表彰状とプレゼントがもらえるイベントです。すららにはこのすららカップのようなご褒美機能が豊富に用意されているのです。

不登校の子は勉強を再開するまでに回復したとしても、まだまだ自信を失いやすい状態にあります。自分が頑張った結果が何かプラスの出来事を生み出すという経験を短いスパンで数多く積み重ねることで少しずつ自信を深めていける効果がご褒美機能です。

すららのご褒美機能は、不登校の子が自信を深め、心の回復をさらに押し進めることにつながります

実際、私の教え子で一つのミスですぐに心がくじけてしまいがちだった子が、すららの学習を通して、少しのことではめげずに努力を重ねるまでに成長したケースもありました。

4.すららコーチが手厚い

すららコーチによるサポートがとても手厚くて助かるという意見もよくありました。

すららコーチというのは家庭や子どもをサポートする専門スタッフです。子どもの学習計画や進捗管理を支援するとともに、保護者の子育てに関する相談にも乗ってくれます。

すららは不登校の利用者も多いことから、不登校支援に関する知見も豊富にあります不登校の親は学習以外にも、子どもの不登校に関する様々な悩みを日々抱えがちです。こうした不登校全般に対する相談にもすららコーチは親身になって対応してくれます。

対人サポートを置いている通信教育は少ないので、すららコーチの機能は不登校の家庭にとって大きな味方になってくれるものです。

5.出席扱いになりやすい

「出席扱い制度」を利用して、すららで学習した日を学校から出席扱いにしてもらえたという喜びの声もたくさんありました。

「出席扱い制度」とは不登校の子どもが、一定の条件を満たした上で、ICT教材やオンライン学習を活用して自宅で学習することにより、学校の出席日数として認められる制度です。

すららで学習した努力が学校の「出席」として認定されることは不登校の子ども自身の大きな励みになります。

さらに中学生や高校生であれば出席日数が増えることで進学先の選択肢も増やしやすくなります。

多くの通信教育が「出席扱い制度」の要件を満たしてはいますが、通常は不登校の親自身が自分で学校側と交渉し「出席扱い制度」の認定を受けるために動かなければなりません。

しかし出席扱い制度の利用実績が豊富なすららでは、出席扱い制度の利用に必要な資料を準備してくれたり、場合によって担当スタッフが学校との交渉をサポートしてくれたりします

不登校で出席扱い制度の利用を検討している家庭にとって心強いサポートであると言えます。

なお「出席扱い制度」について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

※「【絶対知っておくべき】不登校の出席扱い制度を分かりやすく徹底解説

ここまですららの悪い口コミやいい口コミを取り上げながら不登校の子に適しているか検証してきました。

値段の高さがネックではありますが、勉強が苦手でも学び直したいと考えている不登校の子にすららは最も適した通信教育だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

資料請求をすることで不登校に関する特別な資料も送付してくれます。不登校へのサポートをここまで手厚く行っている通信教育はすらら以外にありません。

不登校であってももともと学習能力が高く自分の力で学び直しがどんどんできる子であれば別の通信教育でも十分に伸びるでしょう。

しかし勉強に苦手意識がある不登校の子たちにとっては、手厚いサポート体制が豊富に用意されているすららが一番おすすめです。

すららを実際に使っていた不登校の教え子の事例2選(口コミ以外の情報)

すららを実際に使っていた不登校の教え子の事例2選(口コミ以外の情報)

小学校3年から不登校だったH.Mさんの事例

小学校3年生から中学2年生まで完全不登校だったH.Mさんが、通信教材「すらら」を活用して学び直しに成功した実例を紹介します。不登校の期間が長引く中、H.Mさんは勉強に大きな不安を抱え、追いつくことを諦めかけていました。しかし、「すらら」のさかのぼり学習機能を活用し、小学3年生の内容からスタート。5教科に絞り、基礎を固めることに集中しました。

アニメーションや対話形式の解説に助けられながら、毎日コツコツと学び続けた結果、中学2年生までの範囲を一通り学び直せました。その成果が実を結び、中学3年生からの学校復帰を果たし、授業についていけるようになりました。「すらら」はH.Mさんにとって、自信を取り戻し、新たな一歩を踏み出すための強い味方となったのです。

出席扱い制度が認定され、すららを使って自宅で学習していた期間も学校の出席日数になったH.Mさんは、なんと志望していた全日制普通科の都立高校に合格、その後も高校生活を充実させています。

小学校5年生から不登校だったS.Dさんの事例

小学校5年生から中学1年生まで不登校だったS.Dさんは、これまで塾や他の通信教材を試しましたが、内容が難しくなるたびに挫折し、勉強そのものが嫌いになっていました。そんな中「すらら」の無料体験をきっかけに学習意欲が芽生え、少しずつ取り組み始めました。

すららのAIによるつまずき分析機能により苦手な部分に何度も立ち戻り、基礎を固められたS.Dさんは、学習を続ける自信を得ていきました。その結果、中学2年生から学校復帰を果たし、授業にも無理なくついていけるようになりました。その後もすららを活用し、予習や復習をしながら確かな学力を築いていったS.Dさんは通信制サポート校に進学し、見違えるほど明るく楽しい高校生活を送っています。

不登校の子どもたちは学習に対して不安を感じています。登校への意欲が戻ったとしても実際に登校への一歩を踏み出せない大きな理由の一つは「授業についていけないのではないか」という強烈な不安があるからです。

すららは学習に対する自信を取り戻し、登校への一歩を大きく後押ししてくれる通信教材だと言えます。

すららは不登校に最適!口コミ検証を踏まえ情報を深掘り

すららは不登校に最適!口コミ検証を踏まえ情報を深掘り

すららの料金プランとお得な情報

すららのコースごとの料金プランは以下の通りです。

3教科コース(英数国)小中コース中高コース8,800円(税込)
4教科コース(英数理社)小学コース
5教科コース(英数国理社)小中コース中高コース10,978円(税込)

※上記は毎月払いの場合。一括払いによる割引きあり

2024年12月現在、新たに「小中高コース」が新設されています料金は以下の通り。

小中高3教科コース(英数国)11,000円(税込)
小中高5教科コース(英数国理社)13,178円(税込)

ただし小中高コースは毎月払いのみで、一括払いによる割引きはありません。

長い期間に渡ってさかのぼり学習や先取り学習をしたい方はこちらを選ぶのも手です。

なお「小中高コース」は今のところ公式サイトの申し込み画面「希望コースの選択」のみに表示されるので注意ください。公式サイトのコース表記になくても、申込み画面にはあります。直接、すららに問い合わせたので間違いありません。

さらに別途入会金が必要となります。

入会金小中・中高5教科コース7,700円(税込)
小中・中高3教科コース小学4教科コース11,000円(税込)

なお定期的に入会金が無料となるキャンペーンを実施しています。公式サイトから無料キャンペーン中かを確認の上、申し込むことをおすすめします。

料金プランを並べてみると、小学校から高校までそれほど差がありません。長い期間に渡って1万円前後で学習効果が期待できるというのは、子どもにとってプラスであるとともに家計としてもやりくりを考えやすいですね。

すららを利用する7つのメリット

ここまで解説してきたすららの大きなメリットについて、通信教材で人気のスマイルゼミ、進研ゼミ、スタディサプリと比較しながら見ていきましょう。

メリットすららスマイルゼミ進研ゼミスタディサプリ
学び直しがしやすい
ゲーム性があり夢中で取り組みやすい
ご褒美機能で意欲を引き出す
AIによるつまずきのフォローアップ
対人サポートが手厚い
(すららコーチ)
出席扱い制度の活用サポートが充実
発達障害の特性に対応している

1.学び直しがしやすい

無学年式で広い範囲を学び直しができるのは、すららとスタディサプリです。

スマイルゼミと進研ゼミも学び直しができますが、小学生は小学生の範囲のみ、中学生は中学生の範囲のみと、学校種を越えて学び直すことができません。

それゆえ小学校から中学校にかけて、もしくは中学校から高校にかけて不登校である子にとっては長期間の学び直しができるすららかスタディサプリがおすすめです。

2.ゲーム性があり夢中で取り組みやすい

豊富なゲーム性が用意されており勉強自体に興味をもてない子でも夢中になれる機能は、すららと進研ゼミがもっています。スマイルゼミとスタディサプリはいわゆる「勉強」を淡々と進める形なので、勉強が苦手な子にはやや厳しいでしょう。

勉強が苦手な子にはすららか進研ゼミがおすすめです。

3.ご褒美機能で意欲を引き出す

がんばった分だけ表彰されたり景品がもらえたりするご褒美機能は、すらら、スマイルゼミ、進研ゼミが整っています。一方でスタディサプリはこのようなご褒美機能は弱いと言えます。

4.AIによるつまずきのフォローアップ

AIにより間違えた問題を繰り返し出題してくれるなどのフォローアップ機能は、すらら、スマイルゼミ、進研ゼミの強みです。スタディサプリは自主学習がメインのため、つまずきへのサポート機能はあまりありません。

5.対人サポートが手厚い

対人サポートはすららコーチによる手厚いサポートのあるすららが優秀です。一方でスマイルゼミ、進研ゼミ、スタディサプリは基本的にタブレットやPCで学び続けることがメインなので、特別な対人サポートは用意されていません。

子どもの学習や教育に関する様々な悩みを相談したい場合には、すららが向いていると言えます。

6.出席扱い制度の活用サポートが充実

スマイルゼミ、進研ゼミ、スタディサプリも学習内容としては出席扱い制度の対象ですが、出席扱い制度を学校に申請するための特別なサポートは行っていません。

対してすららでは出席扱い制度を学校に説明するための資料を用意してくれたり、学校側との交渉を一部代行してくれたりと申請に向けた手厚いサポートを受けられます。

7.発達障害の特性に対応している

スマイルゼミ、進研ゼミ、スタディサプリは原則として通常学級に通学できている生徒を対象としているため、発達に偏りがあるために学習面でも様々な支障が生じやすい発達障害の子どもたちへのサポートをメインとはしていません。

一方ですららは、発達障害の専門機関が監修に携わっている関係上、不登校の子だけでなく発達障害の子たちも学びやすい設計になっているのです。

ここまで7つのメリットを見てきました。

各社様々なメリットがありますが、学習の苦手さに徹底的に配慮し、不登校の子どもや家庭の悩みにも手厚いサポートが用意されているのはすららだけであることが分かります。

なお不登校の子どもの中には、発達障害の特性を併せもっている場合も少なくありません。発達障害の特性に対するケアもすららだけ整っていることもポイントです。

すららは発達障害の専門機関がカリキュラムを監修しているため、発達障害の特性をもった子であっても学びやすく大きな学習効果を見込めます。

学習に苦手意識のある子や発達特性をもった不登校の子にすららは断トツでおすすめです。

すららを利用する5つのデメリット

すららの申し込みを考えている場合は、メリット以外にデメリットもしっかりと検討しておきましょう。

すららのデメリットは悪い口コミで挙げられていたもの以外も含めて以下5つとなります。

1.料金が高め

スマイルゼミ、進研ゼミ、スタディサプリと比較して金額を見ていきましょう。

まずは入会金。

入会金すららスマイルゼミ進研ゼミスタディサプリ
7700円~11,000円なしなしなし

※税込価格

すららのみ入会金がかかります。この点はネックになると言えるでしょう。

ただし入会金無料のキャンペーンを定期的に行っているので、キャンペーン期間中に申し込みすればすららでも入会金はかかりません。

次に月額の利用料金を比較してみます。

月額料金すららスマイルゼミ進研ゼミスタディサプリ
小学生8,800円~10,978円4,268円~7,260円4,020円~7,150円2,178円
中学生8,580円~10,780円8,170円~8,330円
高校生19,140円~21,340円10,930円~13,440円

※いずれも税込価格

※スマイルゼミ、進研ゼミに関しては学年ごとに価格が上がる

圧倒的に安いのはスタディサプリです。しかしスタディサプリはサポート面がやや薄いため、自主的に勉強を進められるタイプでないと継続が難しい場合が多いです。

スマイルゼミや進研ゼミも小学生の間はすららより安く設定されています。以下にその部分だけ抜粋します。

月額料金すららスマイルゼミ進研ゼミ
小学生8,800円~10,978円4,268円~7,260円4,020円~7,150円

しかし中学生になるとすららと同じくらい、高校生ではすららよりも割高になっています。

月額料金すららスマイルゼミ進研ゼミ
中学生8,800円~10,978円8,580円~10,780円8,170円~8,330円
高校生19,140円~21,340円10,930円~13,440円

すららのサポート面の手厚さを考えると、実際にはそれほど高いとは言えないかもしれません。

価格帯と受けられるサポートの手厚さを天秤にかけて検討してみるのがよいでしょう。

2.応用レベルの問題は少ない

すららは小学校から高校までの学校の授業で習う学習範囲はすべて網羅していますが、受験で必要となる応用レベルの問題はそれほど多くありません。

とはいえそれほどレベルの高くない高校や大学の受験を考える場合は、学校の授業範囲だけで十分対応できます。ただし学科試験対策は用意されていないので、別途過去問や参考書を購入して学科試験の対策を進める必要はあります。

難関校の受験を視野に入れている場合は、すららの学習だけでは対応が難しいと考えてください。

参考までに難関校対策までカバーしているかを他社と比較した結果が以下です。

難関校対策すららスマイルゼミ進研ゼミスタディサプリ

すらら以外は難関校対策向けの教材が用意されています。ただし◎がつくほどではありません。

難関校を志望する場合はやはり難関校対策向けの塾や家庭教師を活用する方が有利になると言えます。

3.操作性にイライラすることがある

悪い口コミでも挙げた「レクチャーが長い」「正解不正解の判定が厳しい」に関してはすららの仕様改善によりイライラするケースは概ね解消されています。

他に「動作が重い」という理由で操作性にイライラすることはあるかもしれません。

すららは自宅にある手持ちのパソコンやタブレットを使用するため、機器のスペックによっては動作が重くなることがあり得るのです。

専用タブレットがあるか、動作が重くなる可能性があるかについて、他社と比較してみましょう。

すららスマイルゼミ進研ゼミスタディサプリ
利用する機器手持ちの機器専用タブレット専用タブレット手持ちの機器
動作が重くなる可能性ややあり基本的になし基本的になしややあり

専用タブレットの方が余計なアプリケーションが入っていないために動作は安定しやすい傾向にあります。しかし通信環境が悪ければ、専用タブレットであっても動作が重くなることはあり得ます。

また手持ちの機器を利用するすらら、スタディサプリにおいても、推奨されているスペックであれば動作が重くなることはほとんどありません。

私の教え子のケースでも動作が重くて困っているという話はほとんど聞いたことがありません。

4.サボりやすい

手持ちの機器を利用するすららとスタディサプリは、子どもが学習以外のことに機器を使えてしまいますので一定のサボりやすさは発生します。

それに対してスマイルゼミ、進研ゼミは専用タブレットなので、学習以外に使うことはできません。

サボりやすさへの対策としてはスマイルゼミや進研ゼミに軍配が上がります。

ただ不登校の子どもや家庭への手厚さを考え合わせると圧倒的にすららが上のため、すららを選び、サボりやすさへの対策としては保護者用管理画面で進捗確認をしながら子どもを学習に方向付けるという形が個人的にはおすすめです。

5.すららコーチとのやりとりが人によっては煩わしい

すららコーチは週1回の頻度で保護者と情報交換を行いますが、これを「煩わしい」「うざい」と感じる人もいます。

確かに不登校の親は家事に仕事、不登校の子どもへのケアと目まぐるしい日々を送っているためすららコーチとのやり取りに負担を感じることもあるかもしれません。

しかし実はすららコーチとのやり取り自体を事前にオフにすることもできるのです。煩わしさを感じる場合はすららコーチの機能をオフにしておきましょう。

ただしすららコーチは子どもの学習計画や学習進捗に専門的な観点からアドバイスをくれる貴重な存在ですので、サポート体制と煩わしさを比べて慎重に検討することをおすすめします。

すららに関するQ&A

ここからはすららに関するその他の疑問について一問一答で答えていきます。

1.いつから使えるか?

支払いの決済が完了し次第すぐに利用できます。

2.月途中の入会の場合、月額費用はどうなる?

日割り計算での支払いとなります。

3.兄弟で一緒に使えるか?

一人一人のIDでログインし学習していくので、兄弟で一緒に使うことはできません。

ただし兄弟割引きで2人目以降の入会金は無料となります。

4.動作環境は?

以下の表の通りです。

Windows PCiPadAndroidタブレット
OSWindows 11 / Windows 10※64bit 版のみ対応iPadOS 16.7.10 / iPadOS 17.7 / iPadOS 18Android 6.1 / Android 7.0 / Android 8.1
CPUIntel® Core i3-2370M(2.40GHz) / Intel® Celeron 1.10GHz 以上1.7GHz 以上
メモリ4GB 以上1GB 以上

なおタブレットを使用する場合、操作性や動作性の観点から、AndroidタブレットではなくiPadが推奨されています。

詳しくは公式サイトの「推奨動作環境」を確認してください。

5.「すららドリル」とは何か?

学校や塾などの法人が利用する「学校版」のすらら教材です。

個人で利用する場合は「すらら」に申し込めば問題ありません。

6.すらら教材の偏差値レベルは?

公式サイトによると、30代後半から60程度までを想定しています。

受験の観点で見ると、中学の学習内容は公立高校の入試レベル、高校の学習内容は大学入試共通テストレベルと考えてください。

7.すららの1日の勉強時間の目安は?

約15分です。ただしレクチャー+問題1回分の時間ですので、意欲があればどんどん進めることもできます。

8.退会は簡単にできるか?

毎月末日23時59分までにネット手続きをすることで、その月で退会できます。

9.「すららコーチ with kikotto」とは何か?

発達障害に関わる専門的な相談ができるコースです。利用する場合は通常のコースより3,000円ほど高くなります。

10.学習はタブレットだけで行うのか?

まとめプリントをダウンロードすることで筆記での学習も可能です。

11.勉強が得意な子はすらら以外の通信教材がいいか?

アニメーションによるレクチャーやゲーム感覚、ご褒美機能などが不要、もしくは逆にない方が勉強しやすい子に関しては、スマイルゼミ、進研ゼミ、スタディサプリもおすすめです。

特にスタディサプリは塾講師の講義を動画で見て問題を解くシンプルな形で、小学校から高校までの学習範囲をさかのぼりも先取りもでき、値段も格安ですので自主的にゴリゴリ勉強したい子に向いていて、かつ家計にも優しいです。

ただ不登校が長期に及ぶ場合、シンプルな講義形式だと負担感が強く自主的な学習を継続できないケースも多くありますので、お子さんの状況をよく見極めて判断してみてください。

不登校なら申し込みしなくても資料請求は絶対した方がいい

ここまで記事を見て申し込みをするか悩んでいる方も多いと思いますが、ひとまず資料請求は絶対にした方がいいです。

資料請求時に「出席扱い制度」の資料を始め、不登校サポートに役立つ資料を同封してくれるからです。

この資料を手に入れるためだけにでも資料請求する価値は確実にあります。

資料請求は以下の2ステップ、たった2分で簡単に行えます。以下に画像付きで解説します。

すらら公式サイト

1.公式サイト右上「資料請求」をクリック
※以下すべての画像の出典:「すらら公式サイト」

公式サイト右上「資料請求」をクリック

2.お客様情報に入力し「同意して送信する」をクリックするだけ

お客様情報に入力し「同意して送信する」をクリックするだけ

※なお「すららで学習をする目的」では必ず「不登校のため」にチェックしてください。

こうすることで不登校関連の資料を同封してもらえます。

こうすることで不登校関連の資料を同封してもらえます。

たったこれだけで後日、資料が送付されます。

ぜひ以下から資料請求してみてください。

すらら公式サイト

すららの申し込み方法を7ステップで解説

ここではすららへの申し込みを決めた方向けに、申し込み方法を画像付きで解説します。

1.公式サイトから右上「お申込み」をクリック

公式サイトから右上「お申込み」をクリック

2.「名前」「電話番号」「メールアドレス」を入力し「個人情報の取り扱い」の同意にチェックした上で「送信」をクリック

「名前」「電話番号」「メールアドレス」を入力し「個人情報の取り扱い」の同意にチェックした上で「送信」をクリック

3.登録したメールアドレスに届いた認証コードを「認証コード」に入力し「認証する」をクリック

登録したメールアドレスに届いた認証コードを「認証コード」に入力し「認証する」をクリック

4.「申し込み内容の入力」に必要事項を入力していく

「申し込み内容の入力」に必要事項を入力していく

 

※希望コースは長期的な学び直しができる「小中コース」「中高コース」「小中高コース」がおすすめ

※希望コースは長期的な学び直しができる「小中コース」か「中高コース」がおすすめ

※「すららで学習をする目的」では該当する項目以外に、不登校なら「不登校のため」にチェック。発達障害の特性がある場合は「発達障がい・学習障がいのため」にチェック。

 不登校向け、発達障害向けの特別な資料をもらえるので必ずチェックしましょう。

不登校向け、発達障害向けの特別な資料をもらえるので必ずチェックしましょう。

必要事項を入力したら「お支払方法の入力に進む」をクリック

必要事項を入力したら「お支払方法の入力に進む」をクリック

5.支払い方法を入力し「入力内容の確認に進む」をクリック

5.支払い方法を入力し「入力内容の確認に進む」をクリック

6.申し込み内容を確認する

6.申し込み内容を確認する

7.「申し込みを確定する」をクリックして申し込み完了

7.「申し込みを確定する」をクリックして申し込み完了

すららへの入会に迷うようなら無料体験がおすすめ

迷っているようなら2ステップ、2分で簡単・即座に行える無料体験をしてみてください。

  1. 公式サイトから無料体験をクリック
  2. メールアドレスを登録して「同意して無料体験に申し込む」をクリック

この2ステップで、登録したメールアドレスに「体験版のURL」と「パスワード」が届き、すぐにすららの無料体験版を使用できます。

勉強を続けていけそうか、操作性はスムーズか、実際に操作して試してみましょう。

すららは不登校に効果的か口コミ検証:まとめ

私の教え子の経験、SNSの口コミを細かく検証してきましたが、勉強に苦手意識がある不登校の子にすららが最適であると断言できます。

もう一度振り返りますが、不登校の子にとってのすららのメリットは以下7点でした。

  1. 学び直しがしやすい
  2. ゲーム性があり夢中で取り組みやすい
  3. ご褒美機能で意欲を引き出す
  4. AIによるつまずきのフォローアップ
  5. 対人サポートが手厚い
  6. 出席扱い制度の活用サポートが充実
  7. 発達障害の特性に対応している

悪い口コミやデメリットに関しても現時点で解消できているものを除き、懸念点として残っているのは以下3点です。

  1. 料金が高めであること
  2. 高校や大学の受験対策には向かないこと
  3. サボらせないためには親の管理が必要であること

これを読んでいるあなた、もしくはあなたのお子さんが、これらの懸念点を差し引いてもすららにより大きなメリットを感じるようであれば、すらら一択です。

不登校であった期間の勉強をどのように取り戻していくのか、不安や悩みは尽きないと思いますが、この記事をぜひ検討材料にしてみてください。

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